BIS(国際決済銀行)での規制とは?

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銀行が健全な経営がなされているかどうかを図る指標に、自己資本比率があります。
BIS(国際決済銀行)では、自己資本比率を常に8パーセント以上に保つように規制をかけています。
地方銀行でも金融庁から自己資本比率を4パーセント以上に保つよう求められていて、この自己資本比率は銀行の信用性にも関わる重要な数値ということがわかります。

株式や債券も自己資本比率の計算には組み込まなければならないため、例えば2008年のサブプライムローン問題では多くの銀行の自己資本比率が減少しました。
サブプライムローンの価値が下落したため、その評価損が財務に悪い影響を与えることになり市場の信用を失ったというのがほとんどの企業に共通する図式です。

日本の銀行は、サブプライムローンなどの証券化商品はあまり保有していなかったため金融危機の被害が少なく済んだ経緯があります。
しかし、日本の銀行の大きな特徴として企業の株式を大量に保有していることがあります。
銀行と企業がお互いに株を持ち合うのがごく当たり前のことで、企業の株価が下がると銀行の自己資本比率も下がってしまいます。

こうした状況では、どうしても銀行は貸出を控えてしまいます。
そのことがますます企業の不調・停滞を招きさらに悪循環になってしまうこともあります。
この悪循環を防ぐためには、国は必要に応じて公的資金を投入する必要があります。
銀行を税金で救済することに対してはよいイメージが持たれないことも多いですが、時にはどうしても公的資金が必要になってきます。

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このページは、pjが2012年7月27日 16:43に書いたブログ記事です。

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